こんにちは
今日は、福田恆存さんの『人間・この劇的なるもの』を、戦略的に撤退した、端的に言えば読み切ることができなかった感想をお話ししていきたいと思います。
なぜ読もうと思ったのか
そもそもなぜこの本を読もうと思ったのか、忘れてしまったのですが、多分Xで言及している人がいて、そのポストを見てメルカリで購入したんですよね。先ほど、そのポストを探してみたのですが、ちょっともう見つからなかったので、今となってははっきりしないです。ちゃんとメモしておかないとダメですね。
雑なまとめとお気持ち
実際、そんなことは言ってないとは思うのですが、マズローの欲求5段階説でいえば、少なくとも下の二つ、生理的欲求、安全の欲求を満たすくらいの「自由」は必要と思います。この本は、どちらかと言うと、最も上位にある自己実現の欲求に「自由」は不要、と言っているように感じました。だから私の問題意識とは合致しない訳です。その辺りが、読みきれなかった原因なのかなと思います。
- 自己実現の欲求 (Self-actualization)
- 承認(尊重)の欲求 (Esteem)
- 社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
- 安全の欲求 (Safety needs)
- 生理的欲求 (Physiological needs)
撤退のススメ(難しいなと感じた時に)
ここからは、本書とは関係ない話なのですが、読書をしているとよく「難しいな、読むのがつらいな、ページが進まないな」と感じることがあると思います。そして、「このまま頑張って読み進めるべきなのか、それとも途中で読むのをやめてしまって良いのか」と悩むことあると思います。読むのをやめることに後ろめたさを感じる方もおられると思います。私もそうでした。
ですが、私のおすすめは、読むのを辞めるです。
無理に読んでいた時期もあるのですが、結局ほとんど頭に残りませんし、苦痛ですし、その時間を使って新しい本を読んだ方がよほどいいでね。それらに加えて、これは意図しなかった効果なんですけど、本を買うハードルがすごく下がりました。以前は、本を買う前に「この本、本当に読み切れるかな?難しかったらどうしよう」と不安になって、実際買わないということも多かったんですね。でも、難しかったら読まければいいと割り切ることで、そう言う心理的ハードルが下がって、新しい本や少しチャレンジングな本を読むことが増え、結果的に読書量も増えて、質も上がったと思います。出口戦略を整備すると、入り口のハードルが下がる良い例ですね。
私が実際によくやるのは、「1ページ2、3秒くらいでざっと読み飛ばす」です。どっか引っかかる部分があれば、その部分を中心的に読めばいいわけです。今回も、シェイクスピアの戯曲の部分はどんどん飛ばして、著者の主張に関する部分は少し時間をとって読むようにしました。
松岡正剛は「読機」と言う用語を使っていますが、人にはその本を読む機会ということがあります。今はそうではなくても、何年も経った後やはりその本の良さに気づくこともあると思います。ですので、今この瞬間に無理に読み切る必要はないと思います。戦略的に勇気を持って撤退するというのは、ぜひ試していただきたいですね。
まとめ
まとめると
- 自由には、快楽はあっても充足した生の実感はない。生きがいは、与えられた役割を演じる中にのみ存在する
- が、それは「自己実現」レベルの話では?生理的欲求・安全の欲求のレベルでは自由が必要
- 撤退のススメ。無理に読まないことで、逆説的だが読書の質も量も向上する
と言った感じでしょうか。
ありがとうございました。
私なりに言い換えれば、「消費の快楽と虚無、創造の幸福と憂鬱」のうち、後者にこそ生の充足があるといったところでしょうか。それは、わかるんですが、でも「じゃあどうすれば?」という問いに、答えもヒントもないように感じました。「虚無なしの消費」や「憂鬱なしの幸福」はあるのか?しつこく読めば、そういったもののヒントがあったかも知れないのですが、ちょっと



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