読書

読書という旅 巨大桶の背後に広がる文化、思想、エコシステム(『巨大おけを絶やすな!』 竹内早希子)

伝統工芸の魅力、当たり前の事実の相対化 こんにちは 皆さんは、伝統工芸はお好きでしょうか。私は、少し好きですね。具体的には和包丁や和時計、下駄、古民家なんかに少し興味があって、これらは製品単品だけでなく、その背景にある文化や思想に触...
読書

旅・自己否定・生きづらさ… つげの魅力の本質が宿る1970年代の作品群(『ユリイカ 増頁特集つげ義春』)

こんにちは 今日は『ユリイカ 増頁特集つげ義春』をご紹介します。この本は、1982年に発行されています。代表作である『ねじ式』や『ゲンセンカン主人』が1968年の発表なので、それから14年後と言うことになります。 私は、...
読書

外部規範の過剰な内面化。膝と一緒に空を飛べるか?(『破局』遠野遥)

陽介と膝とを比較 こんにちは 遠野遥さんの『破局』は、陽介と膝とを比較するとテーマが分かりやすいかとお思いました。この2人はほとんど対照的な人物として描かれます。 まず女性関係ですが、膝が初対面の灯に対して自分の考えを...
読書

異常限界独身中年弱者男性が見る「最期の夢」 自分のケツくらい自分で拭きたい(『子の無い人生』酒井順子)

こんにちは みなさん、自分の今際の際に見る夢のことを考えたことがあるでしょうか。 以前SNSで話題になった「最期に見る夢をいくらで買いますか?」という有名なエントリーでは、子どもという回答を出しています。読ませる文章なので、ぜひ...
読書

自分の消費が誰かの生産、そういう場所で咲きなさい 『だれのための仕事』

お疲れ様です。 今日は、鷲田清一さんの『だれのための仕事』をご紹介します。最初に、何が書かれているのかを、私なりにまとめてみますが、私のチョー理解なので、間違っている可能性が高いということをご了承ください。 チョー理解 は...
読書

AIの時代でも人間が囲碁を打つ意味はなくならない 最速で強くなる!柳時熏の囲碁上達道場

お疲れ様です。 今回は、柳時熏先生の『最速で強くなる!柳時熏の囲碁上達道場』を読んだ感想を共有したいと思います。囲碁の魅力はいろいろありますが、技術だけではなく、やはり人間ドラマにあるという思いを強くしました。 「観る専」でも楽しめ...
読書

人間・この劇的なるもの 労働に擦り切れて、朽ちていくだけの人生も「必然」なのか?

こんにちは 今日は、福田恆存さんの『人間・この劇的なるもの』を、戦略的に撤退した、端的に言えば読み切ることができなかった感想をお話ししていきたいと思います。 なぜ読もうと思ったのか そもそもなぜこの本を読もうと思ったのか、忘れてし...
日常

LAで遊んで希死念慮が消滅した

死にたいと思わなかった ロサンゼルスに行っていた期間、死にたいとは一瞬も思わなかった。むしろ、終わってしまうのが寂しく思ったし、終わってほしくないと思ったし、何ならずっと続けと思った。現金なものだが、希死念慮は楽しければ消滅する。 ...
読書

日蝕 現代における「正統」と「異端」 新しい神が宿るのはどちらか

こんにちは 今日は、平野啓一郎さんの『日蝕』をご紹介したいと思います。ちょっと現代的な意味を計りかねる印象だったのですが、正統と異端という切り口で見ると、現代社会や個人に対する問いが浮かび上がってくるように感じました。 異端...
読書

解読「地獄の黙示録」 眠れない夜の先にしかないもの

映画史上最も特異的に面白い こんにちは。 今日は、立花隆さんの『解読「地獄の黙示録」』をご紹介したいと思います。立花隆さんといえば、田中角栄の金脈研究などで知られるジャーナリスト・ノンフィクション作家ですね。2021年に亡くなりまし...
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