技術も制度もマネジメントも「人を動かす」言葉の力は、強力な資本足り得る

読書

コロナが収束しきっている今からはもう想像するしかないが、東京オリンピックはコロナで中止論も多かった。

国民に自粛を強いながらオリンピックは開催する。政府の方針も批判された訳だが、その時この三浦さんが下記のようなツイートをしていた。内容に突っ込みが入るのは理解できるが、私は少なくともそんなに違和感を覚えなかった。

実際の政治の世界では、こうは行かない事情があるのだろう。

だが、少なくとも私はこのツイートを覚えていて、本屋で見つけて「あ、あの人だ」となって買ったのである。この本の用語で言えば、上記のツイートは私に「刺さった」訳だ。

もう少しなぜこの本を買ったのかについて書くと、新しい仕事ではそういう能力、つまり広報的な役割もこなさなければならないからだ。人を動かす影響力というのは武器である。資本である、と言ってもいいだろう。

例えば、生産性が高まる新しい技術が普及しないとか、答えは分かっているのに制度を変えられないとか、楽しく充実した組織のマネジメントとか、大袈裟に言えば日本経済のかなりの部分は「人」によるかも知れないのだ。その意味で言葉がそれに貢献するのは間違い無いだろう。

正直、この本で語られる内容というのは、知っている物も多かった。正しいな、と感じても、行動に結びつかない意味で「刺さっていない」のである。ちょっと気になって点をメモしておくが、すぐ忘れそう。売る。

  • 保育園落ちた日本死ね、のパワー
  • Life is contents. 人生の成功も失敗も全てコンテンツ。
  • 仕事の報酬は仕事だよ。
  • 情緒はデジタルで表現する。マイナス100℃の太陽みたいに。
  • 3人称が人を動かす。薬害エイズ問題で小林よしのりに藤あや子さんだけが「一緒に頑張りましょう」と言ってくれた。
  • 数値目標は逆効果。10%アップより、去年の自分より少しだけ頑張ってみよう。
  • 君たちは何をしているんだ?ある男「掃除をしているんだ」。別の男「人類を月に送る手伝いをしている」
  • 失敗した、ではない。挑戦した・学んだと捉える。

 

 

 

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