12月12日（金）に有給をとり、13日（土）に両神山を八丁尾根から登ってきた。
両神山には、日向大谷口、白井差新道から登ったことがあるが、八丁尾根は事故が多発していること、林道がたびたび通行止めになり、登山口までアクセスできないことなどから、気にはなりつつもずっと放置していた。白井差新道の管理人のおじさんも「事故の大半は八丁尾根」と言っていたのを覚えているが、実際埼玉県警によると2024年には2名が死亡しており、うち1名は80m滑落したという。
両神山八丁尾根ルート / すだちさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
夕方秩父着。武甲山。
ホテルルートインGrand秩父
2023年にウニクスの隣にオープンしたホテルルートインGrand秩父に泊まってみたのだが、なんというかこのクラスのホテルとして、極まっている感じだった。
綺麗で清潔。広い。ロビーの天井が高い。内装も嫌味なくすっきりしている。大浴場は広く綺麗である。部屋の設備もアメニティも揃っている。コンセントが多くUSB充電ポートもある。漫画スペースや卓球スペースもある。謎に感動したのが部屋おきのタンブラー。お湯を入れても表面はほとんど常温で、最初お湯が沸騰していなかったのかと疑ってしまった。
立地もウニクスの隣なので便利である。駅からは少し遠いし、徒歩で外食する店は多くないが（ウニクス内の日高屋かマックくらいか）、そこは秩父であり、東京のような利便性を求める方が間違っている。車で来るのが普通なのだ。
これまで秩父のルートインといえばホテルルートイン西武秩父駅前だった。古いなりの趣や西武秩父駅に近いといった利点はあるが、ここができてしまうと苦しいかもしれない。。。
2023年オープン。でかい。
24レンタカー
にーよんレンタカー、と読む。受付の無人端末がそう発音していた。
登山は、出発時間が早いことが多く通常のレンタカーだと開店時間に間に合わない。その点この24レンタカーは24時間貸し出し可能。無人の受付で免許証をスキャンすれば、ボックスが開いて鍵を取り出せる。この日は5:00から17:00まで日産ノート E-powerを借りて9,030円だった。
トヨタレンタカー 西武秩父駅前も便利で、店員さんも親切、ゴミも引き取ってくれるが、営業時間外の貸し出しなどはどうしようもない。今後も24レンタカーを使う雰囲気である。
借りたノートePower
アプローチ
4:45起床。真っ暗。眠い。もう行くのはやめにして、このままホテルで寝て過ごし、風呂に入り、映画でも見て秩父を観光して帰ろうかと思うが、なんとか起きる。
歯を磨き、着替える。寒いのでモンベルのタイツを履く。昨夜ダウンを持ってこなかったことを後悔したが、どうしても嵩張るし、実際山行中はいらなかった。パッキングして、前の日のよるにヤオコーの中にあるパン屋で買っておいた塩パンを食べる。普段朝食は取らないのだが、少しでも何か腹に入れておいた方が安心。
5:30に西武秩父駅近くの24レンタカーで車を借り、ひたすら140号を西へ。暗い。寒い。途中大滝トンネルを通る。140号の落石による通行止めが長期間に及ぶため、建設中の大滝トンネルを暫定的に開放しているのだ。建設中のトンネルは、ライトはあるが舗装も側道も未完成で新鮮な雰囲気。
ループ橋・滝沢ダムを越え中津峡、日窒鉱山跡地へ。過去、何度か来ているが、毎度「よくこんなところに道を通したな」と思う。6:40頃上落合橋駐車場に到着。この頃には大分明るくなっていた。
駐車場からすぐの登山口。
八丁尾根
八丁尾根は、噂通りの鎖場続きだった。日向大谷ルートにも鎖場はあるが、「鎖、必要？」と思わないでもなかった記憶がある。しかし、八丁尾根の鎖場は、あるべき場所にあるように思えた。ルート全体にうっすらと雪が積もっており、岩場も足がかり・手がかりとなる場所に雪が溜まり滑りやすい。なるべく鎖なしで登ろうと思ったが、早々に断念した。
雪のついた岩場。滑るし冷たい。
このルート、鎖なしで登れるか？と問われれば、登れるかもしれないが、登りたくはない。何より、鎖なしでは降りられない気がした。上から見た時、足場が見えないと怖い。3点支持で足場を探すのだろうか？めちゃ頑張ればできなくはないかもしれないが、やりたいとは思わなかった。ずっと行きたいと思っている鋸岳と甲斐駒は、今の私のレベルでは少し難しいかも知れない。外岩でのクライミングの経験があった方が安心そうである。
これを登る
13:20頃、下山。レンタカーを返し、祭の湯で風呂に入ってラビューで帰路についた。登山はGWの尾瀬以降半年ぶりだった。一時期に比べ頻度は明らかに減ったが、やはり充実感がある。帰ってから八丁尾根のYoutubeを探している。
山頂からの八丁尾根。右奥に浅間山。その左に北アルプス。
コメント