久々に旅行した。一人ではちょくちょく山に登るなどしているが今回は二人。
万博
6つパビリオンに行ったのでよかった順位紹介。
トルクメニスタン🇹🇲
大統領の独裁制と情報の閉鎖性から「中央アジアの北朝鮮」と呼ばれるトルクメニスタン。多くの小国がコモンズという共同スペースで展示しているの対して、堂々の巨大なパビリオンを構えていた。特に夜になると外面のディスプレイがパチスロ屋ばりに煌々と輝き存在感抜群。
入り口を入ると大統領の肖像画。圧がすごい。この方のお父さんがプーチンに犬をプレゼントする動画がXで拡散されたが、その国・その息子さんである。この犬はアラバイ犬という犬で、国の象徴として扱われている。天然ガスが出るのだそうで金はありそう。3階のカフェスペースでトルクメニスタン料理が食べられる。日が落ちて暑さがひと段落した頃、海風を感じながら食べる何とかという軽食とお茶が美味しかった。地べたに座るのもシルクロードの感じ。
とにかく、自分たちの国に誇りを持っており、そのことを知って欲しいという強い意欲を感じた。夜になっても入場待ちの列が途切れない。人気なのも納得。
タイ🇹🇭
国の紹介PVを見た後、隣に座っていた女性が「タイの魅力がよくわかった」と言っていた。とにかく気持ちよさそうなマッサージと美味しそうな料理。これである。国としては医療技術の高さをPRして外貨を呼び込みたいような意思を感じたが、漂ってくるタイカレーの香りは争い難い。行列の隣に屋外スペースが設けられ、並んでいる途中に踊りのパフォーマンスが見られるのもポイントが高い。本国では学校のお遊戯みたいと不評を買っているようだが、私はよかった。
コロンビア🇨🇴
ガルシア・マルケスの百年の孤独がNetflixで映画化されるのだそうで、日本でも話題になっている。それに始まり、自国の農産物や生物の多様性など、教科書どおりに真面目に紹介している。コロンビアといえば自転車選手(コロンビアは標高が高く持久系のスポーツが強い。特にロードレースはツールドフランスでも総合優勝者を出す有力国)や麻薬のイメージしかなかったので、真面目にPRに取り組む姿勢に素直に好感。理念的なものでもなく分かりやすい。
中国🇨🇳
木簡をイメージした外観がかっこいい。個人的には一番かっこいいパビリオンと思う。内容は甲骨文字が刻まれた骨や殷?の頃の文明の青銅器に始まり、科学技術の紹介など。即物的という理念的な内容も多く意外?にお上品な展示内容。本来こういう展示が本筋なのだろうから高く評価する人もいそうだが、個人的にはちょっと退屈だった。
UAE(アラブ首長国連邦🇦🇪)
何かの植物を束ねた柱が林立するパビリオンは迫力あるが、内容を覚えていない。現地の人が説明してくれたり、民族服を着ていたりする。が内容を覚えていない。すぐ入れて涼しいのがいい。
トルコ🇹🇷
やる気なし。暑い中並んだのばバカバカしい。出展しない方がいいレベル。
ドローンよかった。
音羽山観音寺
NHKの『大和尼寺精進日記』の舞台となったお寺。奈良盆地の南部の桜井という駅からバスで向かう。テレビ(主にNHKオンデマンドだが)で見た色々な景色が実際に目の前に。「あ、あそこで里芋掘ってた」とか「あそこで野草とって屋外で天ぷらしてた」とか。よくある聖地巡礼だがシンプルに楽しい。
山道が厳しいことで知られているし、実際汗だくになって山道を登る。番犬のオサムが吠える。私はもうオサムと友達のつもりでいたが、オサムは私に会うのは初めてなのだと気づいた。もう友達のつもりでいたので、尻尾を振って出迎えてくれるかと思っていたのでショック。もう少し進むと番組の終了後に飼うことになったさくらちゃんも吠えていた。
展望台まで登ると多くの桜が植樹されていた。桜を植えるシーンも番組に出てくる。ここは昔鼓に使われる桜材の名産地だったらしい。桜には一本一本植樹した人の名札がついている。鹿避けのネットも。私も一本植樹したい。御住職に会えなかったのは残念だが、無理に呼び出すのもご迷惑だろう。等身大パネルと写真を撮る。
2人旅
普段一人旅なので、無自覚に好き放題やっていることを実感した。相手と意図が合わないとイライラしてしまう。今回は桜井駅からホテルに向かうバスが、観音寺への登山道を通るので、私はそのまま下車して登りたかった。しかし同行者が泊まるホテルに一度荷物を預けたいとのことで、登山道の入り口は通り過ぎてホテルまで行く。
そこまでは別によかったのだが、登山口の入り口に向かうとき、同行者が別ルートから行こうと言い出した。観音寺へは確かにそちらの方が近いのだが、私はテレビでいつもやっている、通常のルートから登りたかった。番組はお寺だけでなく、麓の住民との触れ合いのシーンが多く、左右に畑が並ぶその舞台である通常ルートを見たかったのだ。私の意見で妥協してもらったが、二人で工程を決めるとこうなのだ。久々の感覚。
多武峰観光ホテル
全体的に建屋が古いが、トイレを始めとしたアメニティた窓のサッシなどに、良い製品を使っているのが分かる。高級ホテルを期待すると不満だろうが、限られた資源で頑張ってもてなそうという意思を感じる好感の持てるホテルだった。窓から正面の談山神社が見えて綺麗。
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