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地球温暖化ど素人のためのベンチマーク。カーボンニュートラルとは実質排出0トンであり、日本は12億1300万トンを削減しなければならない (地球の未来のために僕が決断したこと 本の小並感No. 182)

温暖化の議論は複雑で多岐に渡ることから敬遠しがちだが、この本は全体像を完結に提示しているので、素人のベンチマークにとても良い気がする。何かの議論になった時、ビル・ゲイツはどう言及してたかな、と参照するような使い方だ。 また、日本では脱...
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人によっては「2度と飲みたくない」強烈なワインの思想は、今はもうないジロ・デ・イタリアの心象風景に通じるか(大岡弘武のワインづくり 本の小並感181)

村上龍のメールマガジン 最初に大岡さんを知ったのは、村上龍が発行していたJMMというメールマガジンである。 今でもメールが残っていたので抜粋してみる。 彼の造るワインは、濁ったまま。例えば、あなたがフランスを旅行して、現地の農家で...
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投資需要を喚起する攻めの規制・標準化は可能か 古典で読み解く現代経済(本の小並感 180)

いつか経済学を体系的に把握しておきたいと思っているが、この本は経済学の古典が現在の経済事象に当てはめるとどうか、という観点なので、それらの古典の内容を解説するような本ではない。だから、これを読んだから古典の要点が分かるというものではないが、...
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ナッジなどマーケティングでは当たり前。他力本願な心象風景を克服し、個人として自立できるか(ナッジ 自由でお節介なリバタリアン・パターナリズム。本の小並感 179)

誰が個人の幸せを規定しうるのか(リバタリアン・パターナリズムという形容矛盾) ナッジという単語は知っていたが、この本の副題にあるように「リバタリアン・パターナリズム」という単語で表されることは初めて知った。ゼロ100で表せないのは理解でき...
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別に私が勉強しなくても、ブロックチェーンのビジネス応用は進み世界は廻る。しかし、それでいいのか? ビジネスブロックチェーン(本の小並感 178)

何冊かブロックチェーンの本を読んできたが、ブロックチェーンがそんなに素晴らしいなら、なぜビジネス応用が進まないのか。 現状、著者が下記のように書くように、ブロックチェーンの技術と現場の事業とでは大きな乖離がある。この本は、タイトルの通...
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クリックの向こうの知らない世界で、我々は何を創造すればいいのか Amazonの倉庫で絶望しウーバーの車で発狂した(本の小並感 177)

クリックの向こうの知らない世界 昔、「電話の向こうの知らない世界」というサイトがあった。 管理人は商品先物の営業で、ゴリゴリのテレアポの実情など生々しく(かつ面白く)描いていて人気があった。現在でいう野村証券や光通信のYoutube...
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ブロックチェーンをビジネスで活用する デジタルデータの高い耐改竄性をローコストに実現する、そのことのインパクトをイメージできるか(本の小並感 176)

本屋でチラ見して買ってしまったが、やや中途半端な本であると思う。中途半端と言うより、すごく読者を限定する、と言った方が正確かもしれないが、いずれにせよ2,500円という値段もあって、珍しく買ったことを少し後悔する本になった(少しだが)。 ...
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つながり続けるこども食堂 速く行きたいなら1人で行け。では、遠くに行きたいなら?(本の小並感175)

湯浅誠を最初に知ったのはNHKスペシャルの権力の懐に飛び込んだ男だったと思う。 当時の民主党政権に招かれる形で内閣府の参与に就任し、就労一体支援の体制構築に取り組みむ。激務の合間に執務室の床で寝るシーンや、できない理由を上げる現場に苛...
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[本の小並感 174]同調圧力の正体 一部で進む先祖返りとしての「村化」は、世界との不整合に対する断末魔か

空気や同調圧力については、これまでも何冊か読んできた。 成毛眞が帯で「現代版『空気の研究』と言えるのではないか」と書いているが、それこそ山本七平の時代から言われてきたことを、現代に当てはめたようは内容だ。だから、内容的にほとんど違和感...
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[本の小並感 173]これからの会社員の課題図書 とにかくアウトプットしろ。アウトプットし批判に晒されて初めて血肉として消化できる

読書はすっかり習慣化しているが、一時期からは田端さんのおすすめ本を読む機会が増えた。 この本で紹介されている本もいくつか読んだことはあったが、田端さん自身が読書を、また紹介している本自体をどう捉えているのか、という半分答え合わせの意味...
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