読書

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市中銀行を消滅させるCBDCのインパクト。「発行しない」ということも大きな決断に(ソラミツ 本の小並感185)

イノベーションを実現する気鋭のスタートアップ ソラミツ、と言っても何のことか分からないだろうが、その道の人間では知る人ぞ知る存在である(多分)。 カンボジアに世界初のCBDC=Central Bank Digital Currenc...
日常

転職に迷っている。技術資産・人的資産がゼロの私は業界の生産性で勝負するしかない。しかし迷って迷って疲れて来た。(転職の思考法 本の小並感No. 184)

転職に悩んでいる。 既に面接は終わっていて後は条件面が合えばこちらが選べる状態にあるが、まだ迷っているので思考の整理のために書いておく。 現実 転職活動をしてきた訳ではなかった。数年前にリクルートに登録はしたが、しつこく電話がかか...
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温暖化脅威論と懐疑論。現代のインパール作戦はどちらか(「脱炭素」は嘘だらけ 本の小並感No. 183)

温暖化対策は、疑問の余地のない「前提」だろうか 先日読んだビル・ゲイツの地球の未来のため僕が決断したことは、どうすればGHG排出ゼロを達成できるか、という命題に対しての本であり、コストを慎重に考慮していて豊さの実現との両立を前提としている...
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地球温暖化ど素人のためのベンチマーク。カーボンニュートラルとは実質排出0トンであり、日本は12億1300万トンを削減しなければならない (地球の未来のために僕が決断したこと 本の小並感No. 182)

温暖化の議論は複雑で多岐に渡ることから敬遠しがちだが、この本は全体像を完結に提示しているので、素人のベンチマークにとても良い気がする。何かの議論になった時、ビル・ゲイツはどう言及してたかな、と参照するような使い方だ。 また、日本では脱...
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人によっては「2度と飲みたくない」強烈なワインの思想は、今はもうないジロ・デ・イタリアの心象風景に通じるか(大岡弘武のワインづくり 本の小並感181)

村上龍のメールマガジン 最初に大岡さんを知ったのは、村上龍が発行していたJMMというメールマガジンである。 今でもメールが残っていたので抜粋してみる。 彼の造るワインは、濁ったまま。例えば、あなたがフランスを旅行して、現地の農家で...
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投資需要を喚起する攻めの規制・標準化は可能か 古典で読み解く現代経済(本の小並感 180)

いつか経済学を体系的に把握しておきたいと思っているが、この本は経済学の古典が現在の経済事象に当てはめるとどうか、という観点なので、それらの古典の内容を解説するような本ではない。だから、これを読んだから古典の要点が分かるというものではないが、...
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ナッジなどマーケティングでは当たり前。他力本願な心象風景を克服し、個人として自立できるか(ナッジ 自由でお節介なリバタリアン・パターナリズム。本の小並感 179)

誰が個人の幸せを規定しうるのか(リバタリアン・パターナリズムという形容矛盾) ナッジという単語は知っていたが、この本の副題にあるように「リバタリアン・パターナリズム」という単語で表されることは初めて知った。ゼロ100で表せないのは理解でき...
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別に私が勉強しなくても、ブロックチェーンのビジネス応用は進み世界は廻る。しかし、それでいいのか? ビジネスブロックチェーン(本の小並感 178)

何冊かブロックチェーンの本を読んできたが、ブロックチェーンがそんなに素晴らしいなら、なぜビジネス応用が進まないのか。 現状、著者が下記のように書くように、ブロックチェーンの技術と現場の事業とでは大きな乖離がある。この本は、タイトルの通...
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クリックの向こうの知らない世界で、我々は何を創造すればいいのか Amazonの倉庫で絶望しウーバーの車で発狂した(本の小並感 177)

クリックの向こうの知らない世界 昔、「電話の向こうの知らない世界」というサイトがあった。 管理人は商品先物の営業で、ゴリゴリのテレアポの実情など生々しく(かつ面白く)描いていて人気があった。現在でいう野村証券や光通信のYoutube...
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ブロックチェーンをビジネスで活用する デジタルデータの高い耐改竄性をローコストに実現する、そのことのインパクトをイメージできるか(本の小並感 176)

本屋でチラ見して買ってしまったが、やや中途半端な本であると思う。中途半端と言うより、すごく読者を限定する、と言った方が正確かもしれないが、いずれにせよ2,500円という値段もあって、珍しく買ったことを少し後悔する本になった(少しだが)。 ...
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