なぜ転職するのか?
転職によって、何を達成したいのか?
今の会社を辞めて、違う会社に勤めることで、何を達成したいのか?
今の会社を辞める理由
今の生活が不安だからだ。ここで、不安とは安定していないという意味ではない。今の仕事は安定している。多くはないが毎月給料が支払われる。しかし、それでも不安なのだ。大した価値を提供できていない。こなれた仕事、いつものメンツ。この後何十年もこの生活が続くと想像するとゾッとするのだ。
「本当の安心」とは、「安定すること」ではないのです。現実問題として、「毎月給料が払われていて、安定した生活だ」という会社員の人ほど、反面「先行きが不安」だと口にしています。「安定している」とは言いながらも、不安になるのです。
出典:神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り
私は安定と安心とを混同していた。安定はしているが安心はできない。不安でゾッとするような夜がある。それから目を背けようとするように、スマホをいじり目を閉じて眠るのだ。だが、それはもう嫌だ。
違う会社に勤める理由
今の会社には中途入社の人も結構いるが、転職の話を聞くと「前職がつらかった」という答えが多い。私はそんな答えを聞きながら、「そんなんでええんかいな。何かがしたくて転職先は選ぶべきだろ」と思っていた。
だが、いざ自分がその立場になってみると「今の会社を辞める理由」で書いたように、消極的な転職なのだ。これは、別の本では上手く行かない失敗の転職に分類されるかも知れない。
人間の本質は自己保存だ。できるだけ選ばなくて良いように、決断しなくて済むように、不安やストレスがないように、痛くないように、安全なように、楽なように、ほとんどの社会人が生きている。多くの人は「積極的な転職」という手段をとることができないのだ。良い悪いは別として、まずこの事実を認識しよう。
出典:苦しかったときの話をしようか
だから積極的な転職ができるだけで、すごく強い武器になると続くのだが、私にはもうそれは無理である。しかし
それでも決断できるならまだマシな方で、鍛錬を積んでいない多くの人間は、どちらにしようか悩みに悩んだ末に、結局は何も選ばないことを選ぶのが常だ。
そして
痛がり屋さんは、目の前の変化に対応するだけの耐性をそれまでの人生で十分に積めてこなかったのだ。挑戦せずに、変化から逃げる選択ばかりして来た。挑戦しないから、成長もしない。挑戦しないから、相対的にどんどん弱くなる。(中略)そして後々、”永遠に拭えない不安”という、もっと悪質な闇に取りこまれることになるだろう。真剣に考えて欲しい。「何も失敗しなかった人生」死ぬ寸前に自分がそう呟いて天寿を全うする場面を想像して欲しい。それで本当に悔いなくあの世に行けるのか。
答えは出たのか
正直、不安は多くある。不安だらけである。
本当に力になれるのか、業界に水は合うのか、収入は減るのではないか、スキルが身に付かないのではないか、積極的転職じゃないと失敗するのではないか、そもそも自分に向いているのか、好きなのか。やらない理由、不安な理由は数限りない。
しかし、それでも、今のままではダメなのだ。
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