hannnelli

読書

ナッジなどマーケティングでは当たり前。他力本願な心象風景を克服し、個人として自立できるか(ナッジ 自由でお節介なリバタリアン・パターナリズム。本の小並感 179)

誰が個人の幸せを規定しうるのか(リバタリアン・パターナリズムという形容矛盾) ナッジという単語は知っていたが、この本の副題にあるように「リバタリアン・パターナリズム」という単語で表されることは初めて知った。ゼロ100で表せないのは理解でき...
日常

「東京」という現象の物語の不在と、老いた土壌の未来の萌芽(東京オリンピック雑感)

東京オリンピックが終わった。 いろいろあったのだろうが、まぁ自国開催・地元開催などもう死ぬまでないだろうから、適当に無責任に思ったことを言わせてもらおう。 東京の時間的歴史点・空間的座標点 国立競技場は当時のザハ・ハディド案が潰れ...
読書

別に私が勉強しなくても、ブロックチェーンのビジネス応用は進み世界は廻る。しかし、それでいいのか? ビジネスブロックチェーン(本の小並感 178)

何冊かブロックチェーンの本を読んできたが、ブロックチェーンがそんなに素晴らしいなら、なぜビジネス応用が進まないのか。 現状、著者が下記のように書くように、ブロックチェーンの技術と現場の事業とでは大きな乖離がある。この本は、タイトルの通...
読書

クリックの向こうの知らない世界で、我々は何を創造すればいいのか Amazonの倉庫で絶望しウーバーの車で発狂した(本の小並感 177)

クリックの向こうの知らない世界 昔、「電話の向こうの知らない世界」というサイトがあった。 管理人は商品先物の営業で、ゴリゴリのテレアポの実情など生々しく(かつ面白く)描いていて人気があった。現在でいう野村証券や光通信のYoutube...
ロード

もう昔のようなライドはできない。それでも…

飯田→大平峠→妻籠→19号→塩尻 2日目(7/25日)は、しらびそ高原から飯田でレンタカーを返し、大平峠を超えて妻籠へ。その後、19号をひたすら北上し塩尻まで。ロードは120 kmくらいだったが異様に疲れた。 こんなルート ...
ロード

1年ぶりに長野!泣く子も黙るしらびそ高原ホテルに行ってきた(ただしレンタカーで)

1年ぶりに長野へ 図らずも5連休だったので長野行ってきた。去年の夏の乗鞍・霧ヶ峰以来1年ぶり。 7月23日(金) 夕方のあずさで茅野へ。前泊 7月24日(土) 杖突峠経由でシラビソ高原へ。 7月25日(日) 飯田から...
読書

ブロックチェーンをビジネスで活用する デジタルデータの高い耐改竄性をローコストに実現する、そのことのインパクトをイメージできるか(本の小並感 176)

本屋でチラ見して買ってしまったが、やや中途半端な本であると思う。中途半端と言うより、すごく読者を限定する、と言った方が正確かもしれないが、いずれにせよ2,500円という値段もあって、珍しく買ったことを少し後悔する本になった(少しだが)。 ...
日常

私にとっての立花隆 世界は意図して作られている

立花隆が亡くなった。 NHKの番組で「なぜ人類は癌を克服できないのか」というテーマで取材しており、その時既に自身も癌を患っていた。そして、QOLを落としたくないと言って、抗がん剤治療を拒否していたのを覚えていたので、ニュースを聞いたと...
読書

つながり続けるこども食堂 速く行きたいなら1人で行け。では、遠くに行きたいなら?(本の小並感175)

湯浅誠を最初に知ったのはNHKスペシャルの権力の懐に飛び込んだ男だったと思う。 当時の民主党政権に招かれる形で内閣府の参与に就任し、就労一体支援の体制構築に取り組みむ。激務の合間に執務室の床で寝るシーンや、できない理由を上げる現場に苛...
読書

[本の小並感 174]同調圧力の正体 一部で進む先祖返りとしての「村化」は、世界との不整合に対する断末魔か

空気や同調圧力については、これまでも何冊か読んできた。 成毛眞が帯で「現代版『空気の研究』と言えるのではないか」と書いているが、それこそ山本七平の時代から言われてきたことを、現代に当てはめたようは内容だ。だから、内容的にほとんど違和感...
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